litamemo

Outputの練習がてら、思ったことや自分の考えをまとめていきます。

会社の案件でインセプションデッキやってみたよ

ご無沙汰しております。ずっとサボっていました。 転職して1年半くらいが経ちますが、いつの間にかスクラムマスターをやっています。

いろいろありました。スクラムやっていますが、うまくいかないことおおすぎるやろってくらい、想定外のこともありました。

その話はまた別途書きます。 今日は、とりあえずずっと書こうと思って書いてなかったインセプションデッキの話をします。

あんまり大したこと書いてないけど、インセプションデッキやってみようかなーと思っている人が誰かに説明しやすいように、インセプションデッキってこんなだよ!Litaはこんなことやったよ!というのを紹介するためのスライド作ったので誰かの役に立つといいな。

まずはインセプションデッキと実際にやってみたアクティビティの概要を説明

スライド見てね!(雑)

社内の偉い人にインセプションデッキやらない?って提案してみた

ことの始まりは、なんか何やるかも分からない新規の案件にアサインされることになったこと。 ある日突然、「これからお客さんと何やるかを含めて検討していく予定で、スクラムでやるよ!一緒にやって!」と社内の偉い人に言われた。

その偉い人は、新しいものが好きなタイプで、チャレンジすることを許してくれる感じの人だったので、それならインセプションデッキやりませんか?と提案してみた。

インセプションデッキって何?」と聞かれて、ちょっと説明したら、「いいじゃん!やろう!せっかくだから他の案件でもできるようにテンプレ化して!」と言われた。

とりあえずやってみるか、ということでテンプレートを作ってみた。

インセプションデッキのアクティビティが4時間構成になる

そもそもそんなに時間が取れない、と事前に釘をさされていたので、頑張って最低限必要と思うところを切り出して、短くなるように構成してみた。

…結果、4時間になった。 4時間!だいぶ短くなったな、と思って偉い人にテンプレートを持っていったら、長すぎると言われて撃沈した。

2時間くらいにしてほしいらしい。 正直やる気あんのか?と思ったけど仕方ないので短くした。 削れるところは削った。 そして結果、スライドにあるように無理矢理すぎるかなーという時間構成になった。

とりあえずやってみるか、ということになったので、まずは社内案件で試してみた。

試してみてブラッシュアップした

やはり時間が足りない。

社内案件の参加者の声からは、以下のような声があがった。嬉しい声もあったが、時間が足りなかったという声が多かった。 そりゃそうだよねー。

  • 案件に関する理解が深まった
  • プロジェクトメンバーといろいろ話せてよかった
  • 案件の目的について考えることが今までになかったのでいい機会だった
  • エレベーターピッチを作るのに時間が足りなかった
  • 全体的に時間が足りなかった

偉い人に、「やっぱりちゃんとやるなら2時間は短すぎますよ!」という話をしたら、『うーん、そうだねぇ…もうちょっと削れない?』と。

苦渋の決断で、 ’やらないことリスト’ と ’ご近所さんを探せ’ が削られた。

やった方がいいと思うんだけど、最終的には偉い人判断で「やった方がいいのはわかるけど、ここはさらっとわかっている範囲を紹介するだけにしよう」と。

じゃあ案件が始まってから継続的にみんなでアップデートしていけるようにWikiにしてまとめていきましょう、ということで合意。

その後もいろいろ調整して、結果として以下の4項目をやることに。

  • 我々はなぜここにいるのか
  • エレベーターピッチ
  • 俺たちのAチーム
  • トレードオフスライダー

それにプラスして、チームビルディングのためのアクティビティとして、以下を追加し、キックオフアクティビティとした。

  • Pet Peeve(苦手なこと共有)
  • グランドルール

そして時間も基本は4時間でやっていこうということになった。

ただし、一気に4時間はお客さんの時間が取れないことが多いので、2時間ずつの2部制とした。

前半2時間はアイスブレイクと我々はなぜここにいるのか、エレベーターピッ、後半2時間は俺たちのAチーム、トレードオフスライダー、Pet Peeve、グランドルールの作成。

お客さんと試してみた

反応は上々、チームの士気も高まった。

お客さんからも、「初めてやったけど、モチベーションが上がったしこれからチームとしての一体感が生まれた気がする。正直長いと思っていたが、やってよかった。」という感想をいただけた。 案件開始後にも「あの時キックオフに時間をかけたおかげで、今までのプロジェクトにないくらい良いスタートダッシュが切れたと思う。」とも言っていただけた。

チーム内からも、「はじめはチームがぎこちないことも多いが、このプロジェクトはそういうことがない。」「自分のプロジェクトに愛着が持てる気がする」などのフィードバックをもらった。

4時間でも時間は足りなかったけれど。

結論

やってよかった。

時間はかかるけど、初めにやっておくことでチームとしてのスタート地点に立ち、スタートダッシュする準備ができるというのはよい効果だと思う。

気になっている方がいたら、ぜひ一度やってみてください。

個人的には時間があったらパッケージデザインも是非やってほしい。 プロダクトやプロジェクト自体を絵として可視化することで見えてくるものって結構多い。 時間はかかりがちだけど、文字だけでの認識合わせより絵や図を使った認識合わせの方が認識があいやすいのと同じで、パッケージデザインにすると文字や言葉だけじゃ伝わらないことまで伝わりやすかったり新しい気づきを得やすくておすすめです!

以上、久しぶりの更新でした。

インセプションデッキ、やってる人も多いと思うから今更感はありますが、そんなことは気にしないw